人文・思想 自己啓発

すごく頭のいい人の生活術:読めば読むほど勉強したくなる

投稿日:2018年8月26日

すごく頭のいい人の生活術-渡部昇一-idobon.com

すごく読みやすい自己啓発本

本書は私が何度も何度も繰り返して読んでいるお気に入りの本です。一読目こそ真面目に(?)椅子に座って読んだものの、2読目以降はトイレで読みました(;^ω^) 気軽に読めるのも魅力ですが、なんといっても本書の魅力は、読者のやる気を奮い立たせてくれる、その具体的な提案の数々でしょう。

筆者のアドバイスは、人との付き合い方、本の読み方・選び方、スキマ時間の使い方、等々多岐にわたり、それぞれについて自らの体験をもとに具体例を交えて語ってくれるので、とても説得力があるうえ、大いに啓発されます。

特に、彼がサミュエル・スマイルズの『自助論』やハマトンの『知的生活』などの古典的な名著を紹介しつつ、自分だけの古典を見つけることの大切さ、素晴らしさを語っている部分など、読書好きにはたまらない部分ではないでしょうか。

また、著者は知力の根幹は暗記力が持論とのことで、50歳を超えてからラテン語の暗記を続けたそうです。結果、30代、40代の時よりも記憶力が上がったことを踏まえ、暗記力に年齢は関係ないと述べています。

これから歳をとっていく私にとっても、大変勇気づけられる内容でした。(最近特に物忘れが激しいような。。。?)影響されやすい私は、さっそく英語のことわざの暗記なんかを始めてしまいました(^^;)

渡部先生の本は、読書や勉強をするモチベーションを上げてくれるものが多いと思いますが、本書はその中でも薄い文庫本なので、読みやすさはピカいちです。


 

すごく頭のいい人の生活術-渡部昇一-idobon.com

すごく頭のいい人の生活術
渡部昇一

Amazonで見る 楽天で見る
The following two tabs change content below.

国際関係、政治、哲学、古典に関する本が大好物。読書は絶対紙派(電子はちょっと苦手なのです…)。アコースティックギターが趣味で夜な夜な練習にいそしんでいる。ツンツンヘアがトレードマークで、ヘアカットをするときのお決まりの注文は「横と後ろはバリカンでトップは短く」。
▼ブログランキング参加中。クリック応援お願いします♪
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

-人文・思想, 自己啓発
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

The Professor Is In: The Essential Guide to Turning Your PH.D. Into A Job Karen Kelsky

The Professor Is In:学問で食べていきたい人の必読書

アカデミックな就職活動のサバイバル教本 本書は、アメリカの博士課程の学生が就職で直面する厳しい現実と、その中でいかにアカデミックな職をゲットするかという方法に焦点をあてて解説している本です。 米国にお …

The Miracle Morning-Hal Elrod(ハル・エルロッド)-idobon.com

The Miracle Morning(邦題:モーニングメソッド):私の人生も朝の習慣で変わった

3年前に読んで朝の習慣を取り入れてから、かなり人生変わったと思う 2014年の終わりにあるポッドキャストを聞いていて、たまたま著者のHal Elrod(ハル・エルロッド)さんがインタビューされていたの …

やり抜く力 GRIT(グリット)-アンジェラ・ダックワース-idobon.com

やり抜く力 GRIT(グリット):私に足りなかったことを教えてくれた、何度も繰り返して読みたい本

「世の中で偉業を成し遂げる人々」の性質と傾向からインスピレーションを受けられる良書 生まれ持った才能や非凡な能力を過信する父親に「おまえは天才じゃない」と幼少時から言い聞かせられて育った著者のアンジェ …

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと-西原理恵子-idobon.com

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと:この本を中学生女子の課題図書にすべし

女として生きていくことのシビアな現実を教えられる本 漫画「ぼくんち」や「毎日かあさん」の作家、西原理恵子さんが若い女性に贈るメッセージの詰まった本。今年、女の子の親になったので、親目線も持ちつつ読ませ …

自分の時間:時間は実に不思議な貴重品である アーノルド・ベネット

自分の時間:限られた時間で自分を高める方法

すぐ読める、すぐ役立つ、それでいて味わい深い 仕事がおわり、へとへとになって帰宅したのち、テレビやネットをぼんやり眺め、お酒の1杯でもいただいて、明日も早いからと布団にもぐりこむ。特段不満があるわけで …