モデラート・カンタービレ:短いけど不思議な感覚を残す小説

フランス語で読もうとしたが挫折… 私はフランス語を勉強しています。フランス語は、英語の10倍以上難しく感じます。特に文法。名詞に男性と女性があるし、その名詞が文中にいる時は、形容詞もそれに合わせなくて …

ベラミ:欲望、死、人生の満足、恋愛のあり方、そしてフランス人の暮らしぶり

最低な男の欲望の末とは… ベラミというニックネームのデュロイはノルマンディーの田舎の出。そんな彼があの手この手を使って出世を目指し、社会的地位をのし上がっていく様子が精力的に描かれた本です。彼の飽くこ …

平和主義とは何か - 政治哲学で考える戦争と平和 松元 雅和

平和主義とは何か:平和主義とは何か:冷静に平和主義を考えるために

平和主義の入門書の決定版 本書は平和主義に同調する人、もしくはその主張に必ずしも同意しない人にも進められる、平和主義の入門書の決定版といえるのではないでしょうか。 本書の主な内容は以下のとおりです。 …

五分後の世界 村上龍

五分後の世界:戦争をやめなかった日本はこうなっていたかもしれない

2020/02/11   -小説, 文学・評論
 

かなりグロテスクだけど、学ぶべきことがある 目が覚めたら兵士に囲まれて泥沼を歩かされていた主人公の小田桐。謎の地下の空間にもぐりこむが、周りは混血児だらけ。そこは5分時間の進んだ、別の世界だった。第二 …

獲物の分け前 ゾラ

獲物の分け前:18世紀後半パリ、ある女の破滅の物語

快楽を追い求めた行く末は… 時代は18世紀後半のナポレオン三世政権。オスマン計画というパリ大改造が行われ、多額の資金がパリの街に、特に不動産に流れ込んでいた時代を背景にしています。浪費と金銭主義で浮か …

自分の時間:時間は実に不思議な貴重品である アーノルド・ベネット

自分の時間:限られた時間で自分を高める方法

2020/02/07   -人文・思想, 自己啓発
 

すぐ読める、すぐ役立つ、それでいて味わい深い 仕事がおわり、へとへとになって帰宅したのち、テレビやネットをぼんやり眺め、お酒の1杯でもいただいて、明日も早いからと布団にもぐりこむ。特段不満があるわけで …

L.A.ギャップ 三宅マリ

L.A.ギャップ:LAに渡った日本人の行く末

2020/02/05   -ノンフィクション, ルポ
 

「普通の日本人」がLAに来てどうなったのか 1992年出版のルポなので内容は古いのですが、日本人がLAの街でどういう風に思われてきたのか知るいいきっかけになりました。 内容は、結構ショッキング。 まず …

二年間のバカンス-十五少年漂流記 ジュール・ヴェルヌ

二年間のバカンス 十五少年漂流記:小中学生の男の子に読んでもらいたい

明るく、勇気を持つことを教えられ、力付けられる本 「海底二万里」などで有名な19世紀のフランスの小説家、ジュール・ヴェルヌの小説、「二年間のバカンス」を読みました。 15人の少年達が無人島に漂流してし …

Destined for War: Can America and China Escape Thucydides’s Trap? Graham Allison

Destined for War:米中関係を大胆に予測する刺激的な書

米中関係を語るうえで把握しておくべき1冊 本書の邦訳タイトルである『米中戦争前夜』、見ただけで興味をそそられる刺激的なタイトルで、思わず財布のひもがゆるんでしまいますね!(私だけ?) タイトルだけでな …

アフターダーク 村上 春樹

アフターダーク:一晩のうちに起こる不思議な出来事を追う

2020/01/30   -人文・思想, 小説
 

変わったスタイルの小説 村上春樹の小説といえば、ちょっと孤独でパッとしない主人公が、漏れなく不思議な美女とセックスして、その美女がいなくなり…的な展開のものが多いですが、「アフターダーク」はその型には …