「 投稿者アーカイブ:夫 」 一覧

In Defence of War-Nigel Biggar-idobon.com

In Defence of War:キリスト教神学者が書いた戦争論の傑作

戦争と平和主義を考えるうえで最高の専門書 色々と本を読んでいて、震えるほど知的興奮に満たされる本に出会えるのは、私の場合せいぜい年に1~2冊くらいです。しかし、2019年は初っ端からきました!今年はい …

いっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編-安藤 達朗 (著),‎ 山岸良二 (監修),‎ 佐藤 優 (編集)-idobon.com

一気に学び直す日本史 近代・現代 実用編:教養編に続き良書

2019/02/20   -日本史, 歴史
 

ややイデオロギー色が強いが、勉強になる 本書は、以前レビューした「一気に学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編」の続編です。(元々1冊の本を2冊に分けて改訂したものなので、厳密には続編というわけでは …

Origin-Dan Brown-idobon.com

Origin: 久々にヒットのダン・ブラウン小説

2018/12/26   -ミステリー, 小説, 洋書
 

最後の最後まで目が離せない 本作はダン・ブラウン氏によるラングドン教授シリーズの最新作で、同シリーズの中では個人的にかなりヒットしました。前作の「インフェルノ」は個人的にはあまり面白く感じず(話が冗長 …

保守主義の精神(上)-ラッセル・カーク-idobon.com

保守主義の精神(上・下):何度も繰り返して読みたい名著

2018/12/11   -人文・思想, 哲学
 

保守主義について気合を入れて学びたい人に まず申し上げておきたいことは、本書は上下合わせて800ページ以上の大著だということです。(この私のように)生半可な気持ちで読み始めると途中で心が折れそうになり …

民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる-原書房編集部 (翻訳)-idobon.com

民間防衛ーあらゆる危険から身を守る:ハウツー本にとどまらない奥深さ

スイス政府の気概に感服 本書は冷戦時代、スイス政府が全国の各家庭に1冊ずつ配られたとされる本です。戦争が起こったときのために平素からいかに備えるか、そしていざ戦争が起こった時にいかに対応するか、といっ …

戦う北欧:抗戦か・中立か・抵抗か・服従か-武田龍夫-idobon.com

戦う北欧 抗戦か・中立か・抵抗か・服従か:類書なき良書

軍事力なしには平和も中立も守りえなかった悲壮の歴史 絶版して久しい本書ですが、読んであまりにも面白かったので、レビューさせていただきます!(アマゾンで簡単に中古本を購入できますしね♫ 良い時代です) …

聴読中国語-津田 量-idobon.com

聴読中国語:中国語を本気で究めたい方に

2018/11/15   -中国語, 語学
 

コストパフォーマンス抜群の上級者向け教則本 英語学習者の方々には、「速読英単語」のような文脈で単語を覚えるタイプの参考書を愛用された方も多いのではないでしょうか。私も「速読英単語」のほかに、「英単語・ …

北朝鮮 核の資金源「国連捜査」秘録:スパイ小説並みに面白い

北朝鮮制裁をめぐる裏の世界 北朝鮮をめぐる国際政治の裏の世界を垣間見た…というのが、本書を読んだ率直な感想です。北朝鮮の繰り返される核実験・弾道ミサイル発射によって、北朝鮮への制裁はこれでもか、これで …

The Reason for God: Belief in an age of scepticism-Timothy Keller-idobon.com

The Reason for God: キリスト教とは何か、神様とは何か、その疑問に寄り添ってくれる良書

2018/10/28   -キリスト教, 宗教, 洋書
 

クリスチャン、ノンクリスチャン両方におススメしたい 私は24歳の時にクリスチャンになりました。それではまったくキリスト教とは無縁の生活を送っていたのですが、大学卒業後にイギリスに留学してクリスチャンの …

保守主義とは何か- 反フランス革命から現代日本まで-宇野 重規-idobon.com

保守主義とは何か:入門書としてうってつけ

2018/10/19   -人文・思想, 哲学
 

保守主義を学ぶにはまずこの1冊から! 私は政治思想について専門的に学んだことはありませんが、長い間興味を持ってきました。保守主義についてもこれまでに何冊か本を読んできましたが、その中でも本書は内容・分 …