文字通りに受け取る必要はないけれど…
「○○時代にしなければならない●●のこと」という本はたくさん出ており、私はあまりこういう類の本は読まないのですが、例外的に本書は私が大学生時代(もう10年以上も前ですね。。。(;^ω^))に読んで、ものすごく刺激を受けたので、いまさらながらレビューしたいと思います!
そして、いきなりでなんですが、この「大学時代しなければならない50のこと」、文字通り実行する必要はないと思います(^▽^;) 例えば、月に映画を100本見よう、なんて項目がありますが、映画専攻の学生ならともかく、他学部の学生が本気でやったらまず留年しそうな気がします(笑)
そういうことではなく、個人的には、本書のメッセージは、大学時代という、時間が無限のようにある時代に、自分のやりたいことを徹底的に追及しよう、というところにあるのではないかなと思います。大学時代は、本当に恐ろしいくらい時間があり(もちろん例外もあると思いますが)、しかも、楽をしようと思えば、いくらでも楽して過ごせてしまう時代でしょう。
そういう時に、自分が本気でやりたいことはこれ!ということを見つけ、それを、それこそ月に映画を100本見るくらいの勢いで量をこなして究めよう、という熱い(暑苦しい?)メッセージが伝わってきます。
私が本書に出会ったのは大学2年生の終わりごろでしたが、本書を読んだ後は、大学生活を過ごす心構えがガラッと変わりました。自分も、夢中になるものを見つけ、徹底的に、誰にも負けないくらいに究めたい、と思うようになりました(もっとも、私は国際政治学を志しましたが、まだまだその域には達してません…w)
大学生や高校生の方には、大学時代を有益に過ごすためのヒントとして、ぜひ一読をおススメします。社会人の方でも、自らを奮い立たせるという意味で、決して読んで損はない本ではないかと感じます。私も、いまだに時々本棚から取り出し、ぱらぱらとめくってみては、また頑張ろう、というエネルギーをもらっています。
文庫本なので安価ですし、古本でさらに安く手に入れることも簡単で、読みやすいのであっという間に読めてしまいますよ。
大学時代しなければならない50のこと
中谷 彰宏
夫
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