人文・思想 子育て

立派な父親になる:父親になる心構えを教えてくれる良書

投稿日:2018年5月12日

立派な父親になる-林道義-idobon.com

読むと父親になる勇気がみなぎってくる

井戸本家にもうすぐ子供が生まれるあたり、私としても育児には積極的にかかわっていきたいと思っています。色々な書籍・雑誌を読んで、おむつの替え方や、お風呂の入れ方など、いろいろと育児について勉強し、「イクメン」になるべく修行中です!(`・ω・´)ゞ

さて、私も父親になるにあたり、育児には積極的にかかわっていきたいと思っています。なので、色々な書籍・雑誌を読んで、おむつの替え方や、お風呂の入れ方など、いろいろと育児について勉強しています!

しかし、ある時ふと思ったのです。「父親になる」とはなんだろうかと。もちろん、母親と同じく育児に積極的に参加する、ということは当然として、「父親」ならではの役割や心構えとはどういうものなのだろうか、なんてことを考え始めてしまったのです(←古くさい?)。しかし、本屋にあふれている育児関係の本・雑誌は、男性の育児参加の重要性や、いろいろな育児のノウハウについては解説してくれていますが、いわゆる「父親としての心構え」みたいなものについて述べている書籍にはなかなか出会えませんでした。

そんな時、ついに出会ったのが本書です。これは70頁そこそこの非常に薄い本ですが、父親とはそもそもどういう存在であるか、父親になるための心構えとは何か、父親はどのような役割を果たすべきであるかなど、まさに私が求めていたようなことをダイレクトに語ってくれています。例えば、父親(もちろん母親もそうだと思いますが)は子供の模範であるべきこと、「しつけ」などの道徳・礼節教育において父親は積極的な役割を果たすべきこと、過度になりすぎない程度に子煩悩であるべきこと、などについて具体例を交えて筆者の熱い想いが語られています。

もちろん、筆者の「立派な父親観」にはもちろん賛否両論あるかもしれませんが、少なくとも一つの具体的な父親像を提供してくれることで、自分なりにどういう父親になりたいのかについて考える上でよい参考になります。

私もこれから父親になりますので、まだまだわからないことだらけですが、少なくとも本書は、父親になる勇気を私に与えてくれました。新刊でも300円程度で購入でき、1時間そこそこで読み終われますので、筆者の主張に賛成するしないにかかわらず、読んでみて損はない(or 少ない)一冊だと思います。


 

立派な父親になる-林道義-idobon.com

立派な父親になる
林道義

Amazonで見る 楽天で見る

 

 

The following two tabs change content below.

国際関係、政治、哲学、古典に関する本が大好物。読書は絶対紙派(電子はちょっと苦手なのです…)。アコースティックギターが趣味で夜な夜な練習にいそしんでいる。ツンツンヘアがトレードマークで、ヘアカットをするときのお決まりの注文は「横と後ろはバリカンでトップは短く」。
▼ブログランキング参加中。クリック応援お願いします♪
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

-人文・思想, 子育て
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

すごく頭のいい人の生活術-渡部昇一-idobon.com

すごく頭のいい人の生活術:読めば読むほど勉強したくなる

すごく読みやすい自己啓発本 本書は私が何度も何度も繰り返して読んでいるお気に入りの本です。一読目こそ真面目に(?)椅子に座って読んだものの、2読目以降はトイレで読みました(;^ω^) 気軽に読めるのも …

アフターダーク 村上 春樹

アフターダーク:一晩のうちに起こる不思議な出来事を追う

変わったスタイルの小説 村上春樹の小説といえば、ちょっと孤独でパッとしない主人公が、漏れなく不思議な美女とセックスして、その美女がいなくなり…的な展開のものが多いですが、「アフターダーク」はその型には …

ママと赤ちゃんのぐっすり本-idobon.com

ママと赤ちゃんのぐっすり本:寝かし付けに何時間もかかって困っているパパママにおすすめ

完全にこの本通りには実行できてないけど、考え方はすごく参考になった 「大好きだよ、おやすみ。と言ったらすんなり寝るようになった」というPR文にひかれて、つい手に取ったこの本。 娘は生後2ヶ月で、5〜6 …

自分の時間:時間は実に不思議な貴重品である アーノルド・ベネット

自分の時間:限られた時間で自分を高める方法

すぐ読める、すぐ役立つ、それでいて味わい深い 仕事がおわり、へとへとになって帰宅したのち、テレビやネットをぼんやり眺め、お酒の1杯でもいただいて、明日も早いからと布団にもぐりこむ。特段不満があるわけで …

82年生まれ、キム・ジヨン-チョ・ナムジュ (著), 斎藤 真理子 (翻訳)-idobon.com

82年生まれ、キム・ジヨン:韓国の女性の生きづらさを描いた100万部突破のベストセラー

韓国での女性の扱いは日本のバブル時のよう 韓国人と日本人のハーフの娘を持つ友人が、旦那さんに勧められて読んだというので、私も興味を持って読んでみました。 本書は韓国ではベストセラーになっています。 ス …