人文・思想 読書論

いま大人に読ませたい本:読書好きにはたまらない愛のこもった名著リスト

投稿日:2018年4月21日

いま大人に読ませたい本-谷沢永一・渡部昇一-idobon.com

二人の著者の愛のこもった名著リスト

本書は、言わずと知れた読書界の巨人である、谷沢永一氏と渡部昇一氏が、おススメ本についての熱い想いを語った対談録となっています。読書を知り尽くしたお二人の、読書に対する愛や、愛読書に対する思い入れなどがビシビシ伝わってくる好著です。

読書論が大好きな私は、「必読の名著50冊」とか、「読むべき100冊の本」なんてキャッチコピーの付いた本によくつられてしまいます。しかし、いくら名著が紹介されていると言っても、小難しい本が無味乾燥に解説されているだけでは、それらの本を読みたいという気もなかなか起きず、しまいにはその本さえもついに読了せずに終わってしまう、ということがよくあります。

しかし、この本についてはそのような心配は無用です!著者のお二人が実際に読んで、本当に感銘を受けたものだけが熱い解説とともに紹介されており、こちらもぜひ読んでみたい!という気にさせられます。実際、著者が本書で述べているように、プラトンやソクラテスなど、「言わなくてもいいような名著」はわざと省かれており、読みやすいものが中心となっています。

紹介されている本は人生論、政治・経済、哲学、小説、歴史など多岐にわたり、幅広い読者にとって参考になるのではないかと思います。私も本書を読み、カール・ヒルティの『幸福論』(いずれレビューしたいです)、セネカ『人生の短さについて』(これもレビューしたいです)、伊藤正徳『軍閥興亡史』(ああ、これも!)など、今では私の愛読書となった本にいくつも出会うことができました。

対談本なので読みやすく、読書好きの方にはあっという間に読めてしまうのではないでしょうか。今なら中古本で安く手に入りますので、その点でもおススメです!


 

いま大人に読ませたい本-谷沢永一・渡部昇一-idobon.com

いま大人に読ませたい本
谷沢永一、渡部昇一

Amazonで見る 楽天で見る

 

 

The following two tabs change content below.

国際関係、政治、哲学、古典に関する本が大好物。読書は絶対紙派(電子はちょっと苦手なのです…)。アコースティックギターが趣味で夜な夜な練習にいそしんでいる。ツンツンヘアがトレードマークで、ヘアカットをするときのお決まりの注文は「横と後ろはバリカンでトップは短く」。
▼ブログランキング参加中。クリック応援お願いします♪
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

-人文・思想, 読書論
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

保守主義の精神(上)-ラッセル・カーク-idobon.com

保守主義の精神(上・下):何度も繰り返して読みたい名著

保守主義について気合を入れて学びたい人に まず申し上げておきたいことは、本書は上下合わせて800ページ以上の大著だということです。(この私のように)生半可な気持ちで読み始めると途中で心が折れそうになり …

立派な父親になる-林道義-idobon.com

立派な父親になる:父親になる心構えを教えてくれる良書

読むと父親になる勇気がみなぎってくる 井戸本家にもうすぐ子供が生まれるあたり、私としても育児には積極的にかかわっていきたいと思っています。色々な書籍・雑誌を読んで、おむつの替え方や、お風呂の入れ方など …

本を読む本 - 読書家をめざす人へ本を読む本 - 読書家をめざす人へ モーティマー J. アドラーモーティマー J. アドラー-idobon.com

本を読む本 – 読書家をめざす人へ:学校で習わなかった、読書の基本を学ぶ本

読書家になりたければ、まず正しい読み方を習おう 井戸本家の本棚でブックレビューを書きはじめてから、本の読み方について正しく学びたいと思い、本書を手に取りました。 1.本の意味が分からない時は、単に単語 …

眠られぬ夜のために-カール・ヒルティ-idobon.com

眠られぬ夜のために(第1部):就寝前の読書に最適

読むとよく眠れます(笑) カール・ヒルティの本は私の愛読書の一つで、本書と彼の代表作である『幸福論』(全3巻、本書もいずれレビューします!)は、常に私の手元に置いている、まさに座右の書と言える本だと思 …

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと-西原理恵子-idobon.com

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと:この本を中学生女子の課題図書にすべし

女として生きていくことのシビアな現実を教えられる本 漫画「ぼくんち」や「毎日かあさん」の作家、西原理恵子さんが若い女性に贈るメッセージの詰まった本。今年、女の子の親になったので、親目線も持ちつつ読ませ …