家庭に一冊置いておきたい野菜図鑑
私は普段、加工品をなるべく食べないようにしていて、食事は野菜や肉や魚や卵を中心に、自然の食材を食べるようにしています。英語圏だとホールフーディストって言うやつです。
家庭菜園が趣味だった母の元で育ったので、野菜をたくさん食べるのがとにかく好きなワケです。そして健康にこだわりだしてから、野菜の一つ一つにいったいどんな栄養素が含まれているのかが気になるようになりました。そこで手にしたのが本書。
野菜の図鑑のようなフルカラーの本なのですが、基本的な栄養素、美味しい食べ方、旬の季節、そしてプチレシピまで載っているんです。ピーマンの切り方や、ごぼうの皮の扱い方、玉ねぎのみじん切りの仕方などなど、料理教室じゃないと教えてくれなそうな野菜を美味しく食べるコツがもりだくさんです。
最初から最後まで読み切るのではなく、ある野菜が気になったときにパラパラとページをめくる、といった使い方が適しています。紹介している野菜は、実、根菜類、葉野菜、海藻類、きのこ、山菜、そして果物やハーブまで。見たことのない野菜も載っていて、かなり目からウロコです。
人参の原産地がアフガニスタンだとか、ニラは古事記や万葉集にも出てくるくらい昔から親しまれているとか、野菜のプチうんちくも面白い。プチレシピも、数行で説明できるくらいのものなので、カンタンなのに美味しい!色々この本から野菜を美味しく食べるコツを学ばせていただきました。
健康的な食生活をしようと思ったら、自分で料理できるようになることは不可欠。普段何気なく食べている野菜が、体にどういいのか知ることで、もっと野菜を食べるのがもっと楽しくなってきますよ。家庭に一冊置いておきたい野菜百科です。
からだにおいしい 野菜の便利帳 (便利帳シリーズ)
板木利隆
妻
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