「 月別アーカイブ:2018年04月 」 一覧
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王国:スリラー、暴力、セックスシーンで飾り立てられた男性優越的な小説
『こんにちは、妻です。読書好きな妻の姉もたまに寄稿してくれることになりました。ところが・・・しょっぱなからかなりお怒りのようです。』 『どうも妻の姉です。よろしくお願いします!この本には怒りすぎて、妹 …
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ビルマの竪琴:人としての大切なものは何かを考えさせてくれる小説
読むと思わず胸が熱くなる 本書は、ビルマ(現在のミャンマー)を舞台に、第2次世界大戦中に派遣された日本の兵士の方々の、戦争中の様子から戦争後に帰国するまでの様子を描いたフィクションです。この物語は、昭 …
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The Miracle Morning(邦題:モーニングメソッド):私の人生も朝の習慣で変わった
3年前に読んで朝の習慣を取り入れてから、かなり人生変わったと思う 2014年の終わりにあるポッドキャストを聞いていて、たまたま著者のHal Elrod(ハル・エルロッド)さんがインタビューされていたの …
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いま大人に読ませたい本:読書好きにはたまらない愛のこもった名著リスト
二人の著者の愛のこもった名著リスト 本書は、言わずと知れた読書界の巨人である、谷沢永一氏と渡部昇一氏が、おススメ本についての熱い想いを語った対談録となっています。読書を知り尽くしたお二人の、読書に対す …
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嘘つきアーニャの真っ赤な真実:知らなかった東欧・中央の共産主義世界が読み取れる
少女時代をプラハのソビエト学校で過ごした米原万里さんの回想録 共産党員の娘としてうまれた米原万里さんは、父の仕事の関係で9歳~14歳プラハで過ごし、現地学校ではなくソビエト学校に通われます。この本は、 …
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危機の指導者チャーチル:「ヒトラーから世界を救った男」の背景に迫る
現役の外交官が描いた、わかりやすいチャーチル解説本 日本で2018年3月末から公開されている映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」は、チャーチルが首相に選ばれて、これから首相とし …
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全ては妻が街中でこんなのを見つけたところから始まった・・・ 『metropolitana tokyo 2月号―荻窪は、本屋さんへ』 『ぬぁああにぃいい?!荻窪に本屋が密集しているだと?!』 『夫よ、こ …
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実践・私の中国分析―「毛沢東」と「核」で読み解く国家戦略:中国の政治・軍 事に興味のある方は必読の研究論
読むと勉強したい気持ちが湧いてくる 著者である平松茂雄氏は、多くの中国の軍事関係の専門書を出されていますが、本書は一般向けに書かれており、専門知識がなくてもストレスなく読むことができます。 本書は、著 …
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美しく怒れ:ハッとさせられるところの多い本。日本人が忘れがちな大切な視点を教えてくれる
岡本太郎さんに叱られて人生を見つめなおそう 20世紀を生きた芸術家、岡本太郎さんが日本人の生き方について熱く物申す本です。 この本は2011年初版ですが、岡本太郎さんは96年没。それ以前に太郎さんによ …