「 投稿者アーカイブ:妻 」 一覧

贖罪の奏鳴曲 御子柴礼司 ソナタ 中山七里

贖罪の奏鳴曲(ソナタ):悪人か善人か分からない主人公の行動から目が離せない

2022/10/30   -ミステリー, 小説

主人公、いい奴なの?悪い奴なの?最後まで分からない! ストーリーは、主人公である利き腕の弁護士御子柴(みこしば)が、とある男の死体を処理するところから始まります。弁護士らしからぬ怪しい行動を取ったり、 …

五分後の世界 村上龍

五分後の世界:戦争をやめなかった日本はこうなっていたかもしれない

2020/02/11   -小説, 文学・評論
 

かなりグロテスクだけど、学ぶべきことがある 目が覚めたら兵士に囲まれて泥沼を歩かされていた主人公の小田桐。謎の地下の空間にもぐりこむが、周りは混血児だらけ。そこは5分時間の進んだ、別の世界だった。第二 …

L.A.ギャップ 三宅マリ

L.A.ギャップ:LAに渡った日本人の行く末

2020/02/05   -ノンフィクション, ルポ
 

「普通の日本人」がLAに来てどうなったのか 1992年出版のルポなので内容は古いのですが、日本人がLAの街でどういう風に思われてきたのか知るいいきっかけになりました。 内容は、結構ショッキング。 まず …

アフターダーク 村上 春樹

アフターダーク:一晩のうちに起こる不思議な出来事を追う

2020/01/30   -人文・思想, 小説
 

変わったスタイルの小説 村上春樹の小説といえば、ちょっと孤独でパッとしない主人公が、漏れなく不思議な美女とセックスして、その美女がいなくなり…的な展開のものが多いですが、「アフターダーク」はその型には …

騎士団長殺し 村上 春樹

騎士団長殺し:日常の中に非日常が現れる村井春樹ワールド

2020/01/24   -小説
 

お決まりの春樹パターンは健在だけど、相変わらず引き込まれる 「騎士団長殺し」というタイトルからして、最初はバイオレントな歴史ものかなと思っていたのですが、全然違いました。 主人公は、妻に裏切られた孤独 …

ロサンゼルス中央図書館-建築物、観光

ロサンゼルス中央図書館(Los Angeles Central Library)に行ってきたよ!日本語の本やキッズコーナーも充実!

お久しぶりです、妻です。 わたくしたち井戸本家、8月にロサンゼルスに引っ越してきました! こちらのブログの更新をずいぶん怠ってしまいましたが、ロサンゼルス生活も大分落ち着いてきたので、またぼちぼち更新 …

Fitness Junkie-Lucy Sykes-idobon.com

Fitness Junkie:ニューヨークのヘルス&フィットネスシーンはここまできたか

Fitness Junkie 健康&フィットネスオタクなら読みたい一冊 ニューヨークの今どきのヘルス&フィットネスシーンを織り交ぜながら、一人のアラフォーの女性のボディイメージやキャリアの葛藤 …

なぜあなたの仕事は終わらないのか-中島聡-idobon.com

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか:仕事が終わらない全ての人が読むべき

2019/04/23   -ビジネス・経済, 仕事術
 

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか ゼロから何かを作り出す人はこうやって仕事をする 「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」 誰しもドキッとするようなタイトルについ引かれて、手に取ったのは数年前。読んで …

82年生まれ、キム・ジヨン-チョ・ナムジュ (著), 斎藤 真理子 (翻訳)-idobon.com

82年生まれ、キム・ジヨン:韓国の女性の生きづらさを描いた100万部突破のベストセラー

韓国での女性の扱いは日本のバブル時のよう 韓国人と日本人のハーフの娘を持つ友人が、旦那さんに勧められて読んだというので、私も興味を持って読んでみました。 本書は韓国ではベストセラーになっています。 ス …

アルジャーノンに花束を-ダニエル キイス (著), 小尾 芙佐 (翻訳)-idobon.com

アルジャーノンに花束を:知識と知恵の違いを学ばされる

2019/02/26   -外国文学, 小説, 文学・評論
 

IQ70の人が天才になる話 主人公のチャーリィは32歳なのに幼児なみの知能しかない知的障害者。複雑なことは理解できないですが、パン屋の雑用として働かせてもらっていました。ですが、ある時大学の研究対象に …