井戸本家

100冊レビューを記念して読書についてエラそうに語ってみる

投稿日:2018年10月31日

祝100冊レビュー!

井戸本家の本棚、略して「イドボン」を開設してから、はや10カ月。

井戸本家では6月に娘が誕生するというビッグイベントがありつつも、3日に1回更新のペースを死守し、ついに100冊レビューを果たしました!いぇーいいぇーい!

一秒でも暇があれば本ばかり読んでいる私たち夫婦ですが、読んで終わりではなくて、その本から学んだことや感じたことを「イドボン」に書くようになってから、読書がさらに楽しくなりました。

それだけではなく、「イドボン」に訪れてくれた方々が、新しい本と出合うお手伝いができるなんて、本好き夫婦としては光栄であります。

さて、100冊レビュー記念ということで、読書についてエラそうに語ってみたいと思います!
読書に関する7つの質問に答えるという形式でお送りします♪

 

1◆元々読書好きでしたか?読書が好きになるきっかけとは?

夫

実は読書に目覚めたのは遅い方で、大学生になってからなんです。それまではむしろ読書は大嫌いで、教科書とか、必要なもの以外はあまり読んでませんでした。それが大学3年生の時、すごく知識量の豊富な教授の授業に刺激を受けて、自分ももっと物事を知りたい!と思うようになったのがきっかけです。

妻

私も子供の頃はあまり本が好きになれなかったんですよね。姉は本好きで、いろんな本を片っ端から読んでたんだけど、私は専らマンガばかり読んでいたので親に怒られていました(笑)。中学のとき唯一ハマったのはハリー・ポッターかな。

本をたくさん読むようになったのは大学生になってから。埼玉から早稲田まで毎日往復3時間かけて通っていたので、強制的に読書の時間ができて。

大学の時はとにかく課題が多かったので、国際関係や開発経済学の本、あとはクリスチャン関係の本も結構読みました。

 

2◆子供の頃好きだった本は?

夫

最初の質問のような調子で、子供のころはあまり真面目に本は読んでませんでした。強いてあげれば、親が勉強のためにと買ってくれた『マンガ 日本の歴史』のような本でしょうか。結構繰り返して読んでいたような記憶があります。まあ、一応マンガでしたし(笑)

妻

私も本はほとんど読まず、マンガっ子でした。『りぼん』が大好きで、毎月発売日に本屋に買いに行っていましたね!だから毎年の夏休みの宿題の読書感想文が苦痛で苦痛で…それが今じゃブックレビューサイトを運営して自ら毎月何本も「読書感想文」を書いているなんて変な話ですよね〜。

あ、でも小学校1年生の時に読書感想文で金賞取って、市でも入選しましたよ!←ちょい誇りw

好きだったマンガは『こどちゃ』や『ご近所物語』かな!『ご近所』はファッションが好きで、あんな私服の高校生活に憧れたな〜。結局、銀行員みたいな制服の高校に行っちゃったんだけどね(笑)。

 

3◆読書を通してどのように自分の人生が変えられましたか?

夫

世の中には自分の知らないことがこんなに多いんだ、ということに気づかされたことですかね。読書を習慣にする前は、なぜか根拠なく自分って物知りだな~なんて思ってたんです。ホントお恥ずかしい限り。。。(/ω\) 

それが色んな本を読むようになって、ああ、自分はあれも知らない、この分野のことはさっぱりだ、なんていう現実が見えてきました。

でも、これは全然悪い気はしなくて、むしろこんなに自分の知らないことがあるんだから、もっともっと読書して、世界を少しでもよく知りたいというモチベーションになってます。

妻

私も読書を通して視野が広がりましたね。とにかく好奇心旺盛なタイプなので、本を開くことで何か新しいことを知ることができるのが最高。その度にドーパミンがどぴゅっと出ますね!(笑)

でも一時期、ノウハウ系の本ばかり読んでいたんだけど、最近では意識的に月に一冊は小説を読むことにしてます。そうすることで、自分の感じたことのなかった感情や、思いがけない視点に出会えるから。小説を読むと人の気持ちを理解する力が磨かれるから、エモーショナル・インテリジェンス(EQ)の向上につながるともいいますからね!

本は定食1食分くらいの値段で、自分の知らない世界に連れて行ってくれるんだから、すごいコスパの高い娯楽だと思うなぁ。(左脳派か)

 

4◆無人島に一冊だけ持っていくとしたらどの本?なぜ?

夫

やっぱり、聖書を持っていくと思います。もちろんクリスチャンだし、そこが信仰の根本っていう意味もありますが、むしろ、普段は他の本にかまけて聖書をしっかり読み込むことって中々できないんですよね~(/ω\) 

だから、むしろ集中的に読むチャンスかな、なんて思います。

妻

私も聖書ですねー。特に好きなのは詩篇と箴言。私はクリスチャン家庭で育ったから、物心ついた頃から聖書に慣れ親しんできたんですが、聖書って意味わからないところも多いんですよね。民数記とか雅歌とか、正直何か言いたいのかわからなくて、避けてたんです。

でも分からないながらにも小さい時から心に響いたのが、詩篇と箴言なんです。人生の目的と、賢い生き方が明確に示されている箇所だから。昔から辛いことがあると、いつもこれを読んで励まされていたんですよねー。

 

5◆今読んでいる本は何?

夫

私は複数の本を並行して読んでいくタイプですが、そのうちの1冊は『戦う北欧』という本です。本書は第二次世界大戦時におけるフィンランド、スウェーデン、ノルウェー及びデンマークの4か国に焦点をあて、ソ連及びドイツに対して戦うか、服従するか、それとも。。。という葛藤を描いたノンフィクションです。

すごくマイナーな本ですが(笑)、現代日本の国防のあり方を考えるうえでも非常に面白い本です。いずれレビューしたいと思います!

妻

私も何冊も同時並行派。今読んでいるのは、『テロメア・エフェクト』と『bliss more』。『テロメア・エフェクト』はDNAの先っちょについているテロメアという物質についてなんですが、その長さが寿命を決めるのだとか。何がテロメアの長短を決めるのかという内容。テロメアについてよりもストレスマネジメントやライフスタイルについての説明が長いです。

bliss more』はメディテーション(瞑想)についての本。メディテーションについての固定観念がいい意味で砕かれた感じ。あ、メディテーションってこんな風でいいんだ!ってね。

あとは何年も前に買ったTimothy Ferrisの『The 4-Hour Body』。めちゃめちゃ重くて550ページくらいあるからなかなか終わらない・・・。って全部健康系やんけ自分(笑)。

 

6◆これから読みたいと思っている本を10タイトル挙げてください。

夫

10タイトルでは足りません!積ん読が多いですから!(笑)
強いて10タイトルに限定しますと。。。

1.『第二次世界大戦1939-45』(上・中・下)アントニー・ビーヴァー
前から興味があるのですが、何せ大著なので、なかなか手が出ません。。。

2.『国際政治』ハンス・モーゲンソー(上・中・下)
これも国際政治学の古典的な本で、読みたいんですがやはり分量が。。。

3.『サピエンス全史』(上・下)ユヴァル・ノア・ハラリ
なにかと話題になっている本。ぜひ読んでみたいですね~。

4.『ザ・フェデラリスト』アレクザンダ・ハミルトン他
大学時代(つまり1△年前。。。)に購入して積ん読している本。名著なのはわかっている。しかし何せ分量が(以下略)

5.『西遊記』中野美代子(訳)
何気に未だに読んだことがありません。『水滸伝』及び『三国志』は読破したので、次はこれかな。    

6.『文明と戦争』(上・下)アザー・ガット 中央公論新社
人はなぜ戦うのか?という根本的な問いを、歴史を振り返りつつ考察する本。聞いただけでワクワクします(←私だけ?)

7.『The Second World War』(Volume 1~6) Winston Churchill
未だ全訳は出版されていない、イギリスのチャーチル首相による第2次大戦回顧録。浩瀚な書物ですが、ノーベル文学賞をとったこの名著の世界に思いっきり浸ってみたい。。。

8.『新潮日本古典集成 平家物語』(上・中・下)
学校で習った「祇園精舎の鐘の声」など最初の部分しか覚えていませんが(^▽^;)、学校の授業から離れて、一度自分でじっくりと読み込んでみたい。

9.『On War』Carl Von Clausewitz
クラウゼヴィッツの『戦争論』を理解するには、この英語バージョンがベストとの評判が高い本。解説も良いらしい。私の本棚に来てから早5年。そろそろ読まねば。。。

10.『シベリア強制抑留の実態』阿部 軍治
忘れてはいけない歴史の一つ。本書が類書の中では一番内容が濃そうだったので、これで勉強しなおしたい。これまた大著ですが。。。(642ページ)

妻

私も10冊じゃ足りないっす!Amazonの「ほしいものリスト」が本で埋め尽くされてやばい!今読んでいるものも含めて・・・

1.『Diastasis Recti』Katy Bowman
これも読みかけなんだけど、腹直筋離開についての専門書。妊娠・出産や肥満などでなってしまう症状なのですが、もうちょっと深く理解したくて。

2.『Dirty Genes』Ben Lynch
これも20%くらい読んで放置中。肥満とか鬱とかアレルギーとかは、遺伝子が占めるところが多いものの、その遺伝子がどう発現するかは、ほとんどがライフスタイルや食生活、環境によって決まるという話。

3.『Food: What the Heck Should I Eat? 』Mark Hyman
これも20%くらいで止まっている~!!機能性医学に基づいた治療をしているクリーヴランド・クリニックのMark Hyman医師の本。パレオとかキトジェニックとか糖質制限とかグルテンフリーとかベジタリアンとかヴィーガンとか色々あるけど、結局何食べたらいいんやー!!という疑問に答えた本。

4.『サピエンス全史』(上・下)ユヴァル・ノア・ハラリ
私もこれ読みたいー!めちゃ本屋で見かけるし、この本押しな人少なくとも3人知ってる!

5.『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』 西野 亮廣
友達にすすめられた&何かと話題なので読んでみたく!

6.『分子栄養学のすすめ』三石 巌
オーソモレキュラー(分子栄養学)に興味があって、もっと深く理解したいので!

7.『Unfinished Business』Anne-Marie Slaughter
シェリル・サンドバーグのLean Inに対抗している(?)と言われている本。シェリル・サンドバークは女性でも遠慮せずにガツガツいこうぜ!というのに対し、この本の著者Anne-Marie Slaughter(名前!!)は、そんな家庭も仕事も両立できないぜ!!と言ってアメリカ国務省政策企画本部長という輝かしいキャリアを妥協するんですが、妥協した末にプリンストン大の教授っていうのもそーとーすごい(笑)。筋金入りのキャリアウーマンの友達がおすすめしてくれた本^^;

8.『アンナ・カレーニナ』トルストイ
姉が超おすすめしているので読んでみたく。

9.『ソロモンの偽証
これ、読み始めたら仕事も家事も育児も(?!)放棄しそうだからいまだに始められないでいる。でも読んでみたい・・・

10.『Profit First
多くの起業家がおすすめしていたので一度読んでおきたい。

 

7◆読書のない人生とはどんなもの?を一言で。

夫

カツの入っていないカツ丼のようなものですかね(←意味不明)

妻
アンコの入ってないアンパンかな。

言わんとしてることは一緒かしらね(笑)

 

ということで、1000冊レビュー目指してイドボン編集部一同、頑張ってまいります!そのうち娘にも参戦させないとねっ。

いつかは新書の帯かなんかにエラそうにコメントを書かせていただくことをこっそり目指しています。「――井戸本家の本棚編集部」的な感じでね(笑)。

夢は大きく!

 

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体や栄養に関するマニアックな本、経済・投資関連の本、社会学系の本が好き。モノを増やしたくないので本はできる限りデジタルにしたいと思っている。ミステリー&サスペンス系の小説が好きだが、はまり込むと家事や仕事をおろそかにするのでたまにの楽しみにしている。
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