理科の授業で習いはぐった解剖生理学のたのしさ
独身時代に本屋でたまたま見つけて衝動買いしてしまったこの本。健康オタクになる前に買った本だったのですが、このころから人体への興味は募っていたのだなと今更ながら思います(笑)。
妙に存在感の薄い教授に、いかにもマンガらしいしぇくしー助手、大学生2人がメインキャラクターとして、ボケつっこみを交えながら人体について解説していく漫画です。たまにでてくる人体模型の要(かなめ)君も気持ち悪くていい味出しています(笑)
人体の構造に興味がない人でも、漫画なら入ってきやすいものです。小難しい専門用語も少なく、読みなれない漢字にはひらがながついているので、中学生くらいの子からでもいけると思います。
内容は、思わず「へぇ~」っと言ってしまうようなトリビアが満載。
例えば、
- 胃には縦、横、斜めに3種類の筋肉が走っていて、それぞれ色んな方向に伸び縮みすることで食べ物を腸に送っている
- 胆のうと十二指腸は総胆管という管で繋がっていて、その間には「オッディの括約筋」という変な名前の筋肉があり、胆汁が流れ込むのを調整するために活躍している(おっと)
- 神経の伝達速度は速い場合で秒速120m
などなど、健康オタクも目からうろこ。
その他、脳の構造や赤ちゃんができる過程、男性ホルモンと女性ホルモンの役割、勃起と射精のメカニズム(?!)などなどが図解で説明されていて面白いです。
体の部位ごとに漫画+図解付き読み物という構造になっています。漫画はすぐ読めるので、読み物の部分はトイレで読んだり歯磨きしながら読んだりと、つまみ読みに最適です(笑)。
マンガでわかる人体のしくみ
坂井 建雄 (監修), 沢田 麻間 (その他), サイドランチ (その他)
妻
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