心理学 行動経済学

「おトク」に弱いあなたが損をする理由:無駄な買い物がやめられないという方に

投稿日:2018年8月8日

「おトク」に弱いあなたが損をする理由-橋本之克-idobon.com

いち消費者として頭に入れておきたい知識満載

かなり前だけどめいろま(@May_Roma)さんがおすすめしていた本で、短いのに目からウロコで面白かったです。この本によると、購買における人間心理はパターン化されていて、私たちの判断力というものは言葉の表現一つであっさりと揺らいでしまうものなのだとか。

例えばこんなもの。

1.損失回避
人間は損失を被りそうになったとき、実際の経済的な価値以上に過大評価してしまう。損失を実際よりも深刻に受け取ってしまい、これを避けようとするあまり、不合理な選択をしてしまう。
⇒例えば、不要な保険加入とか

2.時間割引率
人間は「今手に入ること」を過度に好む傾向がある。よく考えれば我慢したり選択を先延ばしにしたほうがメリットが大きい場合でも、「今」を優先することで不合理な選択をしてしまう。
⇒例えば、タイムセールでいらないものを買ってしまう時とか

3.プロスペクト理論
人間は、変化に対して、その価値が変わる度合いを超えて過大評価してしまう。見た目は同じでも、直感的に見え方が異なると、両者の変化に異なる評価を下してしまう。
⇒例えば、①1000円のものを買ったら500円キャッシュバック②1000円のものを買ったら50%の確率で全額無料

4.ヒューリスティック
人間は、一部の情報から全体を推測した結果、判断を誤ることがある。冷静にみれば「そうとは言い切れない」時でも、無意識に決断を急ぎ、不合理な選択をしてしまう。
⇒例えば、株で大損失を被ったという話を聞いて、「投資」というもの自体を避けてしまう

その他にも、
・同じ価値のものであれば将来よりも今手に入れたいと思う
・昔から保有していたものはその本当の価値以上に過大評価してしまう
などなど、目からウロコでした。

マーケターはこういったパターンを上手く活用して、消費者の財布の紐をゆるめようとしているわけで。インターネットやスマホの普及で毎日膨大な量の情報に触れるようになった今、消費者の注意を引くためにどこの企業も躍起になっています。

私たちが毎日何気なく目にするYouTubeの5秒広告やリスティング広告には、こういったテクニックがふんだんに利用されているんですね。消費者として流されて無駄な買い物をしないためにも、人間として突かれたら困るところを知っておきたいものです。

ついつい無駄な買い物をしてしまう、なぜだか分からないけれど貯金が貯まらない、という人にオススメしたい本です。効果的なコピーを書けるようになりたいマーケターやPRマン、そしてセールストークが上手くなりたい営業マンも、ぜひ一度読んでおきたい本です。


 

「おトク」に弱いあなたが損をする理由-橋本之克-idobon.com

「おトク」に弱いあなたが損をする理由
橋本之克

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妻

体や栄養に関するマニアックな本、経済・投資関連の本、社会学系の本が好き。モノを増やしたくないので本はできる限りデジタルにしたいと思っている。ミステリー&サスペンス系の小説が好きだが、はまり込むと家事や仕事をおろそかにするのでたまにの楽しみにしている。
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