人文・思想 自己啓発

自分を鍛える!:200年前から読み継がれる自己啓発本の古典

投稿日:2019年4月26日

自分を鍛える!-ジョン・トッド-idobon.com

自分を鍛える!
日々の習慣、読書、運動、交際術など、生活をトータルに改善!

本書は私が大学生時代に出会った本で、以後繰り返し読んでいる愛読書の1冊です。何度読んでも新たに考えさせられ、励まされ、そして姿勢を正される良書です。

この本は原著が1835年に出版されており、なんと約200年前です(;゚Д゚) 日本だとまだ江戸時代末期ですね。しかし読んでみると、まるで昨年出版された本かのように、違和感なく読めます。それほど、世代を経ても古くならない、核心を突いた内容が凝縮されているように思います。

この本は人生観について深い洞察にあふれています。特に第1章の、人生の可能性についての記述は、読む人すべてに勇気を与え、奮い立たせてくれる素晴らしい内容です。

しかし本書はそのような人生論の本にとどまりません。特筆すべきは、読んだ瞬間からすぐに実践できる、実際的なアドバイスを豊富に提供してくれていることでしょう。良い習慣の身に着け方、記憶に残る読書法、一目置かれるための会話術、体の鍛え方など、様々な角度から自分を高める方法を教授してくれます。

最近は仕事が忙しく、平日の帰宅後は何かと怠けがちだったのですが、久しぶりにこの本を読み返して、またしっかり頑張らなくては!と元気をもらいました。これからも幾度も読み返すことになりそうです。ほぼ2世紀にわたって読み継がれている、まさに自己啓発の古典と呼ぶのにふさわしい1冊だと思います。ぜひ一度手に取り、味わってみてください!


 

自分を鍛える!-ジョン・トッド-idobon.com

「知的生活」トレーニングの方法 自分を鍛える!
ジョン・トッド

Amazonで見る 楽天で見る
The following two tabs change content below.

国際関係、政治、哲学、古典に関する本が大好物。読書は絶対紙派(電子はちょっと苦手なのです…)。アコースティックギターが趣味で夜な夜な練習にいそしんでいる。ツンツンヘアがトレードマークで、ヘアカットをするときのお決まりの注文は「横と後ろはバリカンでトップは短く」。
▼ブログランキング参加中。クリック応援お願いします♪
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

-人文・思想, 自己啓発
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

読書について 他二篇 (岩波文庫)-ショウペンハウエル(Schopenhauer)-idobon.com

読書について:読書に対する姿勢が変わる

辛口だけどためになる読書論 本書は、辛口で有名なドイツの哲学者ショウペンハウエル(以下、辛口オジサマ)の、読書に関するエッセイを集めた本です。辛口オジサマから放たれる、これでもかと言わんばかりの、耳の …

知性の磨き方-林望-idobon.com

知性の磨き方:辛口かつユーモアあふれる論調で語る知性磨き

学問に、読書に、趣味に、あらゆる人に参考になる人生論 私のレビューをいくつか読んでいただいたことのある人はお気づきかもしれませんが(そんな方がどれだけいらっしゃるかはわかりませんが…(^^ …

いま大人に読ませたい本-谷沢永一・渡部昇一-idobon.com

いま大人に読ませたい本:読書好きにはたまらない愛のこもった名著リスト

二人の著者の愛のこもった名著リスト 本書は、言わずと知れた読書界の巨人である、谷沢永一氏と渡部昇一氏が、おススメ本についての熱い想いを語った対談録となっています。読書を知り尽くしたお二人の、読書に対す …

読書論 (岩波新書) -小泉信三-idobon.com

読書論 (岩波新書) :何度も読み返したくなる、味わい深い読書論の古典

参考になるアドバイスも満載 私が読書に目覚めたのは20歳くらいなのですが(遅いですね💦)、その際に、どういう本を、どうやって読んだらいいんだろうか?という疑問にまず遭遇しました。そこで …

立派な父親になる-林道義-idobon.com

立派な父親になる:父親になる心構えを教えてくれる良書

読むと父親になる勇気がみなぎってくる 井戸本家にもうすぐ子供が生まれるあたり、私としても育児には積極的にかかわっていきたいと思っています。色々な書籍・雑誌を読んで、おむつの替え方や、お風呂の入れ方など …